ここだけすみません、桶谷式で語らせて下さい。
桶谷式の断乳では、
お子さんが1才のお誕生日を過ぎて、しっかり二足歩行できている、というのが重要な目安の一つになっています。
「二足歩行」は桶谷先生の深い洞察があってのことで、
このことに気づき得た時は「これだっ!」とかなりの発見感があったようです。
やはりヒトたるもの、2本の足できちんと歩いてこそ、人。
ヒトとして、自分自身で生き抜く大きな力を一つ得た、
これで本当に人間になった、乳離れして大丈夫ということでしょうか。
歩けるようになると、活動量も増えるし、良く食べるようになるし、
身体がぐんぐん締まって、本当にしっかりしてきて、出来上がっていく感じがします。
精神発達的にも、歩けるということは、ものすごい勢いで外界へ開けていけることで、
興味関心のまま、どんどん刺激を受けるようになります。
行きたいところへ行けるし、食べたいものを取りに行けるし、
自分の力でやれること・自分への可能性が爆発的に広がって、めっちゃ生き生きしてきます。
歩くことで足の裏への刺激が増し、それが脳や胃腸の働きを活発化することも
重要なことのひとつだと思います。
身体も心もたくましく成長していく
そんなタイミングで卒業して、次のステップに向かう、
自分の足で旅立ってゆけ!って感じでしょうか。
歩けるようになったことで、心身ともにぐんぐん乳児から幼児になりますし、
歩くって、本当にすごいことなんだなって、いつも子ども達から教えられます。
発達がゆっくりであったり、障がいや病気などで遅くなっていても、
基本的には歩くまで、をおすすめします。
歩いても、なんとなく幼さがあったり、精神的な成長がゆっくりかなと思われる場合もあります。
そういう時は「ま、まだいいっか」って、のんびり待っていいと思います。
急ぐことはありませんので。