断乳する際に
食物から必要な栄養を摂ることができるか、は決して見逃してはならない重要な点です。
母乳を卒業してからも、子どもはどんどん成長しますし、活動量も増していきますので、
必要な摂取カロリーや栄養も多くなっていきます。
母乳をやめたら、母乳分の栄養やカロリーが摂れなくなるので、
全て食物から自分に必要な物を食べて、飲んでいかなければなりません。
母乳をやめれば食べるようになるよ、とよく言われると思いますが、
食べるようにならない場合もなくはないのです。
全く食べ物・飲み物をうけつけなくなって、
脱水になったり、体重が減ってしまったというケースもあるんですよね。
好き嫌いがあるとか、食べムラがあるとか、
量は少ないけど食事の形態は進んでいて、モグモグ噛んでごっくんできている、
くらいであれば、食べるようになるかなと思います。
食べるのが本当に好きじゃない、強く拒否する、食べるのが上手くない、
まだ母乳に栄養や水分を頼っている様子であれば、
無理にやめることはないでしょう。
子どもは自分の身体に素直なので、胃腸の発達がゆっくりとか、弱めだとか、
食べないなりの身体の都合があるのだと思います。
いつかは食べるようになりますし、あせらずお子さまの発達に合わせられたらいいと思いますし、
母乳はいつでもオーダーメイドでお子さまの発達にバッチリ適応した成分を作り出しますので、
安心してしっかり飲んでいて全く問題ありません。
とりあえず
食べないから、食べるようにさせるために断乳する、はない、という話。
食行動を含めてお子さまが自分の成長に必要な分は食べているな、と思えるまで、
焦らずゆっくりみていいでしょう。
もちろん、モリモリ食べて飲んでいれば、問題なしです。