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断乳の進め方(その4)1回目の手技の後

断乳してから2晩後の断乳後1回目の手技は、たまった母乳を搾り切ります。

早くても90分から120分ほどはかかります。

なのでこの時ばかりは、ご来院の際はお子さま連れではない方が安心だと思います。

また、搾りきることで軽い脳貧血のような症状を生じる方もいますので

十分水分を摂って、食事もして、ご来院いただき

帰宅後一日はゆっくり休めるように環境を整えておくといいでしょう。

 

だいたい1回目の手技から1週間後に2回目の手技になります。

その間も、張って気持ち悪いなと思ったら迷わず搾乳して過ごします。

まだ止まるわけではないので、食事には気をつけましょうね。

詳しくは「断乳中の注意(ママ編)」をご参照ください。

 

1回目、2回目の手技は主に搾乳で、できるかぎり搾りきります。

2回目からだいたい3~4週間後に3回目なります。

実はこの3回目がとても大事で、経過が順調か、上手くいっているか判断するところでもあります。

なので、ぜひ3回目まではしっかり通われて手技を受けていただきたいなと思います。

 

4回目以降は、1ヵ月後だったり、2ヵ月後だったり、乳房の状態によります。

安心して、これで終わった(授乳期のおっぱいではなくなった)と思われる乳房の状態になるまで、

責任を持ってフォローいたしますので、

経過が長くなったとしても、最後までお付き合いいただければと思います。

 

ご自分の判断で、張らなくなったし、胸も萎んで、母乳も出てないので、

もうこれでいいです、と終わられる方もいますが、

その場合は、ご自身のご判断で終えられたということで、当方では責任を負いかねますので、何卒ご了承下さい。

 

断乳して張ってしまったので、搾ってもらえればいい、というお気持ちもわかるのですが、

こちらとしても、助産師として、桶谷式を学んだ者として、

健やかに母乳育児を終えていただくという、使命があります。

ご理解いただければ幸いです。

 

きちんときれいに健やかに乳房を使いきって終われれば、

それが次の妊娠・授乳につながり、

果ては更年期にまで影響する、と桶谷先生は教えておられます。