· 

断乳中の注意(子ども編)

おっぱいが無くなった現実にうちひしがれつつ、

成長するための壁を越えようと、お子さんも頑張ることと思います。

おっぱいの分、頑張っているご褒美の分、壁を乗り越えるためのエネルギー注入の分、

いっぱいいっぱい、ハグしてあげてください。

抱っこ抱っこになって当然ですので、

十分スキンシップをとって、いつも以上にベタベタして下さい。

1ヵ月くらいは、大丈夫そうに見えても、よーく注意深く見てあげて下さいね。

抱っこを欲求しなかったり、拒否する子もいますが、

ママとパパの4つの眼で、しっかりハグして見守って下さい。

 

すぐに夜寝るようになる子もいれば、相変わらず夜泣きする子もいます。

よく食べるようになる子もいれば、全く変わらず食べない子もいます。

元気にしているようなら、ありのままを受け入れて、

しばらく様子を見てみましょう。

 

ある程度泣いてぐずる分にはかまわないのですが、

うつ状態のようになって、元気なく表情が乏しくなっていくようなら、断乳はすぐに中止して下さい。

もちろん、飲まず食わずで脱水になりそうになっても中止です。

このようなケースはほとんどないですが、あることはあります。

 

お子さまにもよりますが、びっくりするくらい食べるようになって、

だいたいこの時期はずっと食べているみたいなことが多いです。

食べ過ぎで吐くようなことはほぼなくて(食べ方の問題でオエッてなることはある)、

お腹がいっぱいになると、手に食べ物を持って納得しているようですし、

安心して好きなだけ食べてもらって大丈夫です。

常時飲み物と食べ物の用意が必要になりますね。

また、食べれば出るというわけで、

食べ物オンリーの排泄物がしっかり多くなりますので、量・香りともにお覚悟下さい。

 

母乳には消化を助ける役割もあるので、

そうやってたくさん食べて出して、って消化機能を鍛えて、

母乳がなくても自力でしっかり消化できるようにするのでしょうか。

そのまま食べ続けて大きくなる子もいますが、大抵1ヵ月くらいで収まってくるようです。

ちょこちょこ食べていると虫歯になりやすくなるので、

がっつりお腹にたまるもの、高カロリーのものをしっかり与えるとよろしいかと思います。

もちろん歯のケアもお忘れなく。

 

母乳のほとんどは水分ですので、水分摂取は十分気にかけて与えていっていいでしょう。

おしっこの色や量、便の状態、口の渇きや、発汗のようすを見て、

ひどい便秘、おしっこの色が濃くなったり、回数が極端に少なくなったりしたら

積極的に水分を摂れるように工夫しましょう。