乳腺炎の対処法の3本柱。
1.安静第一(横になって休む、寝る)
2.とにかく母乳を飲んでもらう
3.水分をしっかり摂る
これができないと、なかなか改善できません。
特に療養。寝て休めないと治りません。
っていうか、これができなかったから乳腺炎になったというケースがほとんどなのです。
症状が改善して良くなったとすぐに動き始めるとぶり返したり、すっきり良くならなかったりします。
風邪をこじらせるとこわいよ、と同じですね。
すっかり元気復活、身体も軽く元どおり!と感じられるまで
あせらず、これでもかっていうくらい、寝ていましょう。
冷やすと楽に感じられれば、気持ち良くホッとする程度に冷やしていいでしょう。
入浴は禁。
体力を消耗しますし、寒ければ湯たんぽでも何でもいいので、しっかり暖かくして寝ていただければと思います。
食欲がないことがほとんどですが、早く良くなるためにと無理に食べる必要はありません。
ただ、少しずつでも構いませんので水分だけはしっかり摂って下さい。
乳腺炎の時は胃腸が弱っていますので、胃腸に負担をかけないように
できるだけ消化の良いものを、適量ずつゆっくり噛んでお召し上がり下さい。
頭痛はしっかり横になって寝て、良い療養ができないとなかなかとれません。
頭痛があるうちは治っていませんので、あせらずゆっくり安静にしていましょう。
身体は休めても、授乳だけは続けてしっかり飲んでもらいましょう。
どうしても飲んでもらえない場合はできる範囲でいいので搾って下さい。
乳腺炎になった腺から、濃い黄色いちょっととろみがかった(膿のような)母乳を出せたら
出しちゃって(搾っちゃって)下さい。
解熱剤(カロナール、ロキソニンなど)の内服について
どうしても辛かったり、眠れなかったり、子どもの世話ができないとかあれば、
内服してかまわないと思います。
ただ、
医療従事者としては怒られてしまうでしょうが
できれば、解熱剤は内服しないことをおすすめします。
熱を出すというのは、身体が悪いものと戦ったり、体外に出そうという自然治癒力で、
自分の身体が自分の身体を守るために、発熱することを選んだともいえると思うのです。
しんどいですけど、治るために必要な経過ではないかと。
ウィルスの場合は、体内のウィルスを熱でやっつけるために高熱を出しますが、
乳腺炎は、膿のような乳汁を排出するために高熱を出すようなのです。
身体は高熱を出して良くなろうとしている時に解熱剤で下げてしまうと、
まだ出し切っていないよ!と、またすぐに熱が上がる、
こうして発熱解熱を繰り返すことでかえって身体へのダメージが大きくなるケースもあります。
出し切らないうちに解熱したために、炎症部分が冷え固まって、しこりになって、
そのしこりが取れにくくなることもよくあります。
しんどいけど、内服せずに
しっかり休んで、水分をよく摂って、赤ちゃんによくよく飲んでもらって、
2,3時間うえ~ってうなされて、汗びっしょり出すと、すっきりして熱が下がって
しこりも残りにくく、良い経過をたどるようです。
説明すると、皆さん結構頑張って下さいます。そしてやっぱりしこりが残りにくいのです。
急な高熱や痛みはこわいですし、思わず病院に駆け込むこともあるでしょうし、
コロナやインフルエンザとの鑑別のためにとりあえず受診することもあるでしょう。
乳腺炎だと思って病院を受診したい場合、
急いで無理に具合が悪い身体をおして病院に行くことはなく
熱がある程度上がりきって、少ししんどさがマシになってきた頃、
動けるようならば、病院に行けば十分かと思います。
手技を受ける際も同様で、高熱の後、動けるようになってから診てもらうとよいでしょう。
最も具合の悪い悪寒の最中は、熱を上げるために全身のエネルギーがとられて、
乳腺もキュッと締まってしまうので、手技にならないのです。
具合が悪い時に動いちゃいけません、寝て休んでいましょう。
手技としては、乳腺炎の腺から膿のようになった乳汁を出し、
乳房内のめぐりをよくして、回復を促します。
そうすると赤ちゃんもよく飲んでくれるようになり、さらに回復を早めてくれるのです。
病院では抗生剤の点滴を受けることがありますが
これはやばいと思って、病院に行く支度をして、家を出て、病院の受付で待って、となると程よい時間が経つので、
だいたいその間に熱も上がりきって、落ち着きはじめる頃合いで
病院で抗生剤の点滴をしてもらったのが効いて熱が下がって良くなったのか?
と、個人的には?と思っています。
もちろん、抗生剤が必要なこともあります。